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一方で「地域金融機関との深度ある対話を通して、民業圧迫にならない領域を明確にした上で、新たな取り組みがなされていることを検証していく必要がある」と注文をつけた。
(山谷逸平) 【民業補完の姿 探る】 商工中金の主務官庁である経産省が「商工中金の在り方検討会」(川村雄介座長&...
「民業圧迫」がかねて指摘される中で、あらためて政府系金融機関の存在意義と民間との役割分担を明確にする必要がある。
世耕弘成経済産業相(写真)は21日、東芝がフラッシュメモリー事業の売却先について産業革新機構と米投資ファンドのベインキャピタルを中心とする「日米韓連合」と優先的に交渉する方針を発表した...
東大の出資金417億円は、他3大学と比べても多額だったことから、既存VCに対する民業圧迫とならないよう、「VBへの単独直接投資は行わない」という基本方針を打ち立てた。
民業圧迫どころか、小回りの利かない年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)などの公的年金基金やゆうちょ銀行などの大手機関投資家はますます運用難に見舞われるだろう。
民間の訓練事業者は大人数向けに定型化した教育を施して効率を上げ、公共機関は民業圧迫を避けて範囲を縮小してきた。
これまでゆうちょ銀は民業圧迫と言われてきたが、人口減少など事業環境が変化する中で、地域金融機関は利便性向上や地域経済活性化に向けゆうちょ銀との提携を前向きに考える傾向にある。
これに対して民業圧迫と反発するだけでなく、地域金融の再編に向けた好機ととらえるくらいの各金融機関の前向きな姿勢が必要だ。
金融2社の限度額引き上げについては利便性向上を理由に自民・公明両党が引き上げを求めているが、「民業圧迫」との民間金融機関の反発が依然根強い。
限度額の引き上げは政令改正でできるが、「民業圧迫」との民間金融機関の反発が依然根強いうえ、監督官庁の金融庁も慎重な姿勢を示している。
銀行業からも「民業圧迫」との声が根強く、全国銀行協会の佐藤康博会長(みずほフィナンシャルグループ社長)は「不公正な競争条件下で、限度額引き上げは許すべきではない」と反対を表明。
