政府・与党は15年度税制改正で、法人実効税率引き下げの代替財源として中小向け租税特別措置(租特)の廃止・縮小を検討中だ。

法人実効税率引き下げに必要な代替財源として、外形標準課税の強化や中小向け租税特別措置(租特)の廃止縮小はそのひとつ。

ただ中小向け租税特別措置(租特)の廃止・縮小の行方など、懸念材料も残されている。 ... 経営体力で劣る中小には税制面でさまざまな優遇措置が講じられており、法人税の基...

宮沢洋一経済産業相は23日、日刊工業新聞社などのインタビューに応じ、法人実効税率の引き下げについて、租税特別措置などの政策減税を見直して、代替財源を確保する必要があるとの認識を示した。

法人実効税率(東京都35・64%)を数年かけて20%台に引き下げる一方、その代替財源として外形標準課税の強化や中小向け租税特別措置(租特)の廃止・縮小が...

また特定業界向けの優遇税制「租税特別措置」については「原則、期限到来時に廃止する」とし、毎年度見直したい意向だ。

また、見直しが進む租税特別措置については研究開発税制の維持・拡充を盛り込んだ。

経済産業省は一般会計とエネルギー対策特別会計の合計で、1兆3621億円に上る2015年度予算の概算要求を財務省に提出した。... これに伴う税収減を補うため、設備投資減税の縮小など租税特別措置(...

その中で「租税特別措置」と「税制優遇措置」の見直しは「賛成」がともに4割を超えている。

中小企業の成長を後押しする支援では、法人税制改革に関連して中小企業の欠損金繰越控除の利用制限に対する反対や、租税特別措置に所得で利用制限を行うことに対する反対なども打ち出した。

法人税の基本税率25・5%に対し、中小は所得800万円までは19%、現在は時限措置で15%に軽減している。税法上、資本金1億円以下を中小とする定義を見直し、資本金額を引き下げる...

代替財源については、赤字企業にも納税義務がある外形標準課税の強化や、特定の業種を優遇する租税特別措置(租特)の廃止・縮小が検討されている。

現時点では、赤字企業にも納税義務がある外形標準課税の対象拡大や、特定業種を税制面で優遇する租税特別措置(租特)の廃止・縮小などが自民、政府の両税調で議論されている。 ...

一つは、仮に代替財源を確保する場合、外形標準課税の強化や租税特別措置の縮減は中小企業や産業界の反発は必至。

中小向け租税特別措置(租特)の縮減についても「中小にこれ以上の負担を課すことに反対」と続ける。 ... 低所得者対策である軽減税率は、15年10月に予定する消費税率1...

恒久財源の対象としては赤字企業にも納税義務がある外形標準課税の対象拡大や、特定の業種に配慮した租税特別措置法(租特)の廃止・縮小などが議論されている。

このため政府税制調査会(首相の諮問機関)は、外形標準課税の強化に加え、特定の業種を税制面で優遇する租税特別措置法(租特)のゼロベースでの見直しなどを選択肢に掲げる。&#...

【優遇廃止は痛手】 経営体力で劣る中小企業には、税制面でさまざまな優遇措置が講じられている。... また法人税の基本税率25・5%に対し、中小は所得金額のうち年800万円まで...

さらに軽減税率をはじめとする租税特別措置法の利用や欠損金の繰越控除の利用に一定の制限を設けるとなると地域経済に打撃を与えかねない。

経営体力で劣る中小企業には税制面でさまざまな優遇措置が講じられている。法人税の基本税率25・5%に対し、中小は所得金額のうち年800万円までは19%に軽減しており、現在は租税特別措置法...