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物価上昇のけん引役だった「素原材料」は前年同月比50・4%上昇と高水準にあるが、6月以降は50%を挟んだ推移で騰勢は一服している。
足元では騰勢が一服しているが、中国での液化天然ガス(LNG)などの燃料価格の上昇に伴う生産コストの増加が意識されて、下値が限定される可能性もある。
新型コロナ感染が広がった20年には、同年3月に米連邦準備制度理事会(FRB)がゼロ金利政策を導入したのを足掛かりに金相場は騰勢を強めた。
銅の国際相場の騰勢が5月に一服したことを映し、国内指標となる電気銅建値は6月中旬以降、トン当たり100万円から110万円近辺に定着している。
2020年夏以降、中国のアルミ需要などの回復を受けて騰勢を強めた相場は、年明けに調整が入ったが下値は限定的で高値を維持している。
米中景気の回復で騰勢を強めていたロンドン金属取引所(LME)の銅先物は、チリ下院で法案が可決された6日から7日にかけて急伸し、約10年ぶりに最高値を更新した。