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同社社長を兼任することになったリコー副社長の三浦善司はそう言い切って勝算ありげに笑った。 「7月の買収合意発表時は弱者連合とか、いろいろ言われた」と三浦は当時の悔しさを忘れていない。...

副社長の三浦善司も「ペンタックスのブランドは特に海外で浸透している」と評価する。

12年3月期業績見通しでは、製品供給における震災影響は「上期中に解消する」(三浦善司副社長)と判断。

ただ、「欧州で機器購入抑制の動きが政府関係、民間である」(三浦善司取締役)ため、11年3月期業績予想は据え置いた。

【展開】世界5極で地産地消 「市場の本格回復は10年度以降にずれこみ、以前ほどにはならない」と三浦善司取締役は機器販売の限界を予想する。

需要低迷に加えて、昨年買収した米アイコンオフィスソリューションズも「4―9月期は利益面でのインパクトがなく、通期でも収支トントン」(三浦善司取締役)と業績貢献は10年度以降になる見込み...

各社の環境は「6月から上がってきている」(三浦善司リコー専務)と前向きな兆候も出始めているものの、世界全体で見てもほかのエレクトロニクス製品と比べて緩やかな回復になりそうだ。

「4、5月が09年1―3月期と同じく悪かった」(三浦善司専務)のが大きな修正理由で、09年4―6月期の売上高は欧州が前年同期比22・7%減の1151億円で、日本が同17・4&#...

リコーは機器の省電力化につながる重合トナーの新工場(宮城県柴田町)を建設中のほか、「6月稼働予定の(レーザープリンターなどの)タイ工場建設は粛々と進める」(三浦...

「(需要)回復は2010年1―3月から」(三浦善司リコー専務)と厳しい見方が大半で、各社にとって今年度は徹底した合理化が目下の課題となる。

「(米国で)金融や建設業界の大手企業で買い控えが起きており、それがほかの業種にも広がっている」(三浦善司取締役)と分析した。

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