前年がエコカー補助金効果で高水準だったこともあるが、「国内景況感の回復が車の支出に回っておらず、新車市場は依然として厳しい」(自販連)状況が続く。

国内販売も、エコカー補助金の反動減の影響で登録車の回復の足取りは重い。

エコカー補助金終了の反動で国内販売が低調に推移。

三菱自は新型軽自動車「eKワゴン」の生産開始が効いたが、「12年5月はエコカー補助金の駆け込み需要を想定して増産をかけていた」(スズキ)など補助金効果の反動が出た会社が多かった。

特に欧州勢は堅調に販売を伸ばしており、日本勢がエコカー補助金の終了で足踏みする中でも、新たな顧客層を開拓し続けている。... 国産車は12年度の前半、エコカー補助金を追い風に大きく販売を伸ばした。.....

製缶メーカーの在庫調整の影響で缶材が落ち込んだほか、前年のエコカー補助金制度の反動減などが響き、7カ月連続のマイナス。

12年度は円高や中国での不買運動が起きたものの、エコカー補助金や日産グループが生産の一部を関東から移管した影響で生産は好調だった。 ... ほかにも北九州学術研究都市にキャ...

ただエコカー補助金の追い風や、一部車種の関東からの生産移管によるもので、13年度以降もこの数値を維持できるかは不透明だ。

「エコカー補助金のあった2012年度上期のような状況をキープできれば効果が出たと言える」とも。

上期は東日本大震災やタイ洪水からの回復で増収営業増益だったが、下期だけ見るとエコカー補助金の終了で減収営業減益だった。

エコカー補助金による需要増の反動減などが響き、国内事業の苦戦が連結業績の減収営業減益要因となった。

エコカー補助金終了などを背景とした新車販売の苦戦に伴い、市場に流通する下取り車も減少したとみられる。

国内では同4・0%の伸びとなったが、13年3月期のエコカー補助金効果もあり、14年3月期は前期比7・0%の減少に転じる。

昨年のエコカー補助金による需要増の反動減が響いた。

エコカー補助金終了後の生産調整、日中関係悪化による減産などが響いた。

上期(12年4―9月)はタイの洪水被害の反動増やエコカー補助金終了に伴う伸びが需要を下支えした。

エコカー補助金終了の反動が減少の一因であるとみられる。

「全体的にはエコカー補助金の反動減などで12年度より減るだろう。... 商品ラインアップが充実してきたこともあり、若者から年配者まで購入者が広がった」 ―スズキは3月に低燃費車「アル...

「2012年度の過払い金返還額は223億円で、額は減少してきている。... ただ許認可などの問題もあり、開始時期は未定だ」 ―12年度のオートローン事業はエコカー補助金の効果がありま...

エコカー補助金で軽市場が盛り上がる中、2012年度はダイハツとスズキの2強に「NBOX」などの新車攻勢で挑んだホンダが第3勢力に浮上する地殻変動を起こした。