幼いころから星を観察するのが好きで、宇宙の始まりや物質の成り立ちに関心があり、原子核物理について学びました。

高輝度X線を用いた原子核共鳴散乱技術により、原子核「トリウム229」のアイソマー状態を大量かつ自在に生成することを可能にした。今後はアイソマー状態から一番低いエネルギー状態(基底状態)...

研究グループは、高いエネルギーの宇宙線が大気上層の窒素原子核などと衝突し、多数の粒子を生み、さらに粒子が衝突を繰り返してシャワー状に降り注ぐ現象「空気シャワー」に着目。

地球に飛来した宇宙線やガンマ線は、大気中の原子核と衝突するなどして大量の2次粒子(空気シャワー)を生む。

共同利用プログラム「素粒子原子核宇宙シミュレーションプログラム」を中心に、国内の素粒子・原子核・宇宙物理学分野での研究に関わる全国共同利用システムとして活用される。

フッ素と炭素の原子核間の相互作用を活用したことで、これまで分子量3万程度が限界だったところ、10万を超える大きさのたんぱく質の観測が可能になった。... 開発したFC―TROSY法はフッ素と炭素の原子...

なぜなら、材料の物性を決めるのは、膨大な数の原子核や電子のミクロレベルでの挙動であり、特に電子は互いに影響を強く及ぼし合い、その挙動はとても複雑だからだ。

物質を形作る原子の中心には原子核があり、それは陽子や中性子、中間子から構成される。... また、このK中間子は原子核内の陽子や中性子と反応することによって、原子核の中にストレンジネスを持った粒子が存在...

超短パルスのアト秒パルスレーザーは原子核を周回する電子の動きを観測することができ、医療分野へ応用すればがんの早期発見などにつながる。

欧州原子核研究機構(CERN=セルン)は現時点で世界最大となる「円形衝突型加速器(LHC)」の4倍の規模を持つ「次世代円形衝突型加速器...

【医療・工業に貢献】 加速器を使って陽子を光速近くまで加速し、それを水銀などの標的に衝突させると、その際のエネルギーで標的の原子核が砕け散り、中性子や中間子などの粒子が放出される。....

欧州原子核研究機構(CERN)では巨大な加速器の建設が検討されており、超電導ワイヤの需要が高まるとして開発に踏み切った。

粒子線とは、元素の原子核を加速させた放射線の一種。

東北大学金属材料研究所の塩見雄毅助教(現東京大学大学院特任講師)らは、原子核の自転運動である「核スピン」由来のスピンの流れ(スピン流)の検出に世界で初めて成功した。.....

RCEとは荷電粒子が結晶性薄膜にある原子核の隙間を通り抜ける(イオンチャネリング)際に荷電粒子が周りの電子をはがすために、核種によって異なる電荷になる現象であり、これを同重体分別に利用...

【微小な磁石】 物質は膨大な数の原子から構成されており、それぞれの原子は原子核とその周りを回る電子からなる。... 電子は、電子間および電子と原子核の間の電磁気的相互作用の結果、しば...

代表的なLLFPであるパラジウム107などについて、原子核生成量を実測値と比較したところ、予測精度は従来手法の約3倍高かった。 核変換処理は、LLFPなどの高寿命核種を安定または低寿...

素粒子の一種であるミュオンのうち負の電荷を持つ負ミュオンを、水素原子核の周囲の電子と置き換えて核融合を起こして中性子を発生させ、中性子を放射性物質に当てて放射線を出さない状態に変化させる。

理研の仁科加速器科学研究センターでは、その委託を受け、高レベル放射性廃棄物の内、特に問題となる長寿命核分裂生成物(LLFP)を安定または短寿命な原子核に変換する手法を確立する研究開発を...

仁科先生は物理学者で、第一に素粒子、原子核の研究のためにサイクロトロンをつくられたと思う。... RIが原子核壊変する時に放出される放射線は、原子1個からの信号である。... 我々は仁科先生からの伝統...