[ 政治・経済 ]

NZ地震、「関東大震災並み」−東大・平田教授

(2016/11/15 05:00)

  • クライストチャーチ近郊ハンマーで、地震により亀裂が入った道路(EPA=時事)

日本時間13日夜、ニュージーランドで発生したマグニチュード(M)7・8の地震は、一夜明けて詳細が分かってきた。東京大学地震研究所地震予知研究センターの平田直教授は「(M7・9と推定される)1923年の関東大震災(大正関東地震)並みだ」と、地震の規模の大きさを指摘している。(福沢尚季)

平田教授によると、地震はオーストラリアプレートと太平洋プレートの境界付近で発生。北北西―南南東に圧縮軸を持つ「逆断層型」で、震源から北東方向に断層の破壊が進んだ。同研究所災害科学系研究部門の纐纈一起(こうけつかずき)教授は「震源は陸だが、断層面は海に広がっているため津波が発生した」と話す。同国で11年2月22日に発生した大規模地震は、震源から70キロ―80キロメートル離れており、直接の関係はないという。

震源地付近のオーストラリアプレートと太平洋プレートの境界は詳細が分かっていない。そのため、今回の地震の研究により「プレートの境界でどのように地震が起こるかの解明につながる可能性がある」(平田教授)。

産業技術総合研究所活断層・火山研究部門活断層評価研究グループの粟田泰夫上級主任研究員も「ニュージーランドでは、横ずれ断層に比べて逆断層の研究が進んでいない。この地震を機に、逆断層の研究を進める必要がある」と、研究推進の重要性を強調する。

日本とニュージーランド、台湾の地震の発生確率と揺れの大きさを評価した「地震危険度評価」の基本モデルを初めて統一基準で比較した防災科学技術研究所社会防災システム研究部門の郝憲生(はお・けんせい)主幹研究員は「3カ国の中で最も強い地震動が発生すると予想されていた断層で地震が起きた」としている。

(2016/11/15 05:00)

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