[ 機械 ]
(2017/6/30 05:00)
三菱電機が2―23日に国内3カ所で計6日間開いた産業メカトロニクス製品の社内展示会で、レーザー加工機や放電加工機などの受注額が目標の約2倍の約30億円となった。来場数も約2400人となり、盛況だった。
1日に発売したファイバーレーザー加工機では、機内の板金を拡張現実(AR)技術を使い見やすくした撮影画像上に、加工したい形状を重ねることで、端材を使った加工の段取り時間を削減できる機能などを搭載。出力8キロワットのファイバーレーザー加工機を初めてラインアップに加えるなど、展示会では新商品が注目を浴びた。
氷見徳昭執行役員は「労働力不足などから生産性向上につながる機能やサービスへの関心が高い」と述べた。好調な中国市場についてはスマートフォンや自動車、液晶パネル向けの加工機需要が好調で、「建設機械や金型など一般産業分野にも裾野が広がっている」(氷見執行役員)との見方を示した。
(2017/6/30 05:00)