[ 建設・住宅・生活 ]

免震・連結制振両立の耐震構造、大林組が開発 短・長揺れ抑制

(2017/7/4 05:00)

大林組は建物の地震対策で、地震の揺れを直接伝えない免震構造と、地震の揺れを吸収する連結制振構造を備えたハイブリッドの耐震構造を開発した。現在施工中の東京都内の超高層マンションに適用した。今後発生が想定される直下型地震や、長周期地震動を伴う大地震などさまざまな地震に対応し、居住者の安心・安全の確保で威力を発揮する。

地震対策で、免震と連結制振の両構造を同一建物に適用したのは国内初だという。

連結制振構造は建物中心部に、地震に強い硬い構造物と、周囲に梁(はり)と柱で構成する柔構造をダンパーでつなぎ、地震エネルギーを吸収する構造。「剛」と「柔」の構造物は揺れ方が異なり変形に差が生じる。その差を利用してダンパーが効率良く地震エネルギーを吸収できる。

免震構造は、連結制振構造で設計した建物の下部に設ける。短周期の地震に効果がある免震構造と、長周期地震動の揺れを抑制する連結制振構造を組み合わせる...

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(2017/7/4 05:00)

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