【電子版】インテルCEOも離反、米大統領の助言役 辞任CEOは3人目

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  インテルのクルザニッチCEO　右はトランプ大統領（ブルームバーグ）

【シリコンバレー時事】半導体世界最大手インテルのクルザニッチ最高経営責任者（ＣＥＯ）は１４日、トランプ米大統領の政策助言機関である製造業評議会のメンバーを辞任したと表明した。バージニア州で白人至上主義団体などと反対派が衝突した事件をめぐる政権の対応に抗議した。

　クルザニッチ氏は声明で、「分断された政治的環境が、米製造業の再興といった重要な課題に取り組む上で深刻な害を及ぼしていることに注意を促すため辞任した」と説明。暴力行為に加わった白人至上主義者を非難するよう、すべての指導者に呼び掛けた。

　このほか、製薬大手メルクのフレージャーＣＥＯやスポーツ用品メーカーのアンダーアーマーのプランクＣＥＯも評議会からの辞任を表明。産業界の離反が相次いでいる。