ＪＲ東海、リニア「捜査の進展を見守る」 入札見直しも示唆

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ＪＲ東海の柘植康英社長は２０日、都内で会見し、今後のリニア中央新幹線の工事発注手続きについて「公正性が高まるならば（条件を）付加、見直していく」と考えを示した。ゼネコン４社に独禁法違反の疑いがかかっていることについて「捜査の進展を見守る」と述べ「工期に影響がでないよう着実に進めることを最優先したい」と、２０２７年開業を目指した工事と発注の継続に意欲を見せた。

東海道・山陽新幹線でＪＲ西日本の保有車両台車に亀裂が発生した事象では「珍しい形で台車にヒビが入った。きちんとした調査結果と対策で、新幹線の信頼を維持しなければならない」と話し、当面は“入念目視”を徹底すると繰り返した。