[ 自動車・輸送機 ]

航空機向け圧力分布測定ベルト、機体に合わせて成形 東京流研がJAXAと開発

(2018/1/29 05:00)

東京流研(東京都渋谷区、重谷秀夫社長、03・6273・2591)は宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で、航空機に貼り付けて圧力分布を測る「プレッシャーベルト」を開発した。厚さ2ミリメートルと薄く、3Dプリンターで部材形状に合わせて作成可能。計測位置の自由度が上がり、気流や機体への影響もなく測定できる。離着陸時の騒音の一因であるフラップ周りも測定でき、騒音が少ない機体設計につながる。

プレッシャーベルトはエポキシ系樹脂製。ベルトの表面に直径0・5ミリメートルの穴を多数あけて、圧力計測に必要な管を内蔵できるようにした。ベルト表面にも高感度センサーを設置した。

これによって変化する圧力の時間平均値と時間履歴が測れる。いずれの数値も騒音低減技術の開発には欠かせない。

従来は計測機器に圧力を伝える管を機体表面にテープなどで固定して測定していた。ただ、装着時の凹凸や厚みで周囲の気流に渦ができ...

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(2018/1/29 05:00)

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