ＮＴＴ、ＩＴ保守・運用サービス再編 開発一元化で海外強化

ＮＴＴは２０１８年度にもＩＴ保守・運用サービス事業を再編する。買収予定の米社と欧州のグループ会社を統合して同事業を集約し、サービスの開発を一元化する。これまでグループ各社が個別に開発していたが、今後は海外を担うＮＴＴコミュニケーションズ（ＮＴＴコム）やＮＴＴデータなどが同一サービスを販売する。欧米を中心に拡大するＩＴ業務の外部委託需要を取り込み、成長の柱と位置づける海外事業の競争力を高める。

１８年３月までに買収を完了するＩＴ保守・運用の米セキュア２４（ミシガン州）に、欧州で展開するスペインのＮＴＴコムマネージドサービシズ（バルセロナ市）を統合する方針。マネージドサービスと呼ばれる顧客のネットワークやＩＴシステムの運用・管理から監視、故障対応まで手がけるサービスをグローバルで統一する。

セキュア２４がサービスのひな型をつくり、ＮＴＴコムや南アフリカ共和国のディメンションデータを加えた海...