ドローン摘発、昨年68件に倍増 警察庁

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住宅密集地の上空で飛行ロボット（ドローン）を無許可飛行させたなどとして、昨年１年間に航空法違反容疑で摘発された事例が、前年比ほぼ倍増の６８件に上ったことが５日、分かった。警察庁がまとめた昨年の生活経済事件の摘発状況で明らかになった。

ドローンの摘発件数は年間統計を初めて取った前年から３２件増え６８件、摘発人数も４０人増の７７人だった。兵庫県警が昨年６月、姫路城付近の上空で無許可でドローンを飛ばしたとして、米国人観光客を摘発したケースなどが含まれる。

ドローンは２０１５年１２月の航空法改正により、住宅密集地や空港周辺、夜間の飛行などをする場合に国土交通相の許可や承認が必要となり、違反すると５０万円以下の罰金が科されるようになった。

このほか、動物虐待の摘発件数が前年比６件増の６８件と５年連続増加し、統計を取り始めた１０年以降で最多を更新。