[ 政治・経済 ]

インフラ点検をAI一元管理 国交省が「AIセンタ構想」検討

(2018/4/26 05:00)

  • 撮影した画像データを基にAIで損傷レベルを判定する(トンネルのイメージ)

国土交通省は、橋やトンネルなどインフラの点検に人工知能(AI)を活用するため、開発に必要なデータ(教師データ)の提供やAIを評価、認証する「AIセンタ構想」(仮称)の検討に入った。企業・大学が開発したAIを国の機関が認証し、点検作業で活用。点検時の判定結果などの情報を一元管理できる枠組みをつくる。AI活用によりインフラの点検効率化につなげる。

「AIセンタ」では、一定水準のレベルでインフラの損傷を判断できるAIの認証を行うほか、AIの機能を高める学習環境を設ける。企業や大学などにインフラ点検に使えるAIの開発を促す狙い。認証を取得したAIを用い、現場でロボットなどが撮影した画像からインフラの損傷レベルを判定。画像データや点検結果などの情報をデータベースで一元管理する。

老朽化が進む膨大なインフラの点検作業を効率化するには、構造物の損傷などを素早く判断できるAIが有用。国交省はインフラ点検に必要なAIの開発を企業や大学に促すため、AIセンタの設置を構想する。

ただ技術開発を促進する領域を定めたり、AIがインフラの損傷判断に使うデータを収集・整備したりするのが課題。また蓄積したインフラの測定データや点検結果の運用ルールなどを決める必要がある。

インフラ点検は現在、点検員が手の届く範囲まで近づき、目視確認や打音検査、写真撮影や記録により行っている。最近はロボットを使い、人の代わりに撮影と記録を行えるように取り組んでいる。

国交省は点検作業をより効率化するため、近い将来、ロボットでインフラ全体の画像を撮影し、AIが損傷部分を判別。点検範囲を絞り込んだ上で、点検員が目視確認などを行う手法を取り入れたい考えだ。

(2018/4/26 05:00)

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