[ 自動車・輸送機 ]

【電子版】米ボーイング、「迎え角」警報システムを標準装備に 墜落機は搭載せず

(2019/3/23 05:00)

  • ボーイング737MAX8(15年12月、ワシントン州レントン=ボーイング提供)

【ワシントン=ロイター時事】米航空機大手ボーイングが、新型旅客機「737MAX」の相次ぐ墜落事故を受けて予定しているソフトウエアの改修の一環として、従来オプション装備だったコックピットでの警報システムを標準装備とすることが分かった。2人の関係者が22日、明らかにした。

 ボーイングは、翼と対向する空気の流れの角度「迎え角」の異常を検出し、パイロットに警告するシステムをオプションで提供してきたが、規制当局は義務付けていなかった。関係者によると、ボーイングは同システムを搭載していない「737MAX」にも改修を施す方針だという。

 航空業界内では、特に迎え角の情報など、どこまで詳細な情報をコックピットに表示すべきかをめぐり、長きにわたり論争がある。

 ボーイングからのコメントは得られていない。米連邦航空局(FAA)は先週、ボーイングが737MAX向けに4月までに実施するソフトウエア改修では、「設計の変更」が計画されていると明らかにしていた。

 昨年10月に墜落したインドネシアのライオン航空機は、警報システムを搭載していなかった。同社は昨年11月にロイター通信に対し、搭載しなかった理由について、義務付けられていなかったと説明していた。

(2019/3/23 05:00)

おすすめコンテンツ

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン