産業春秋/今年の漢字

(2020/12/3 05:00)

毎年恒例の「今年の漢字」。一般の応募は6日が締め切りだ。2020年最大の出来事は、言うまでもなく新型コロナウイルス感染症。関連した漢字が選ばれるのは間違いない。

「コロナ」を漢字一字にしたら何だろう。ウイルスに形状が類似し、名前の元となった太陽のコロナは「太陽冠」と呼ばれる。しかし「冠」では病気を連想しない。

一般に微生物は「黴(ばい)菌」と総称される。ただウイルスは生物ではなく、遺伝物質を包含した微小構造体だ。「微」や「遺」はどうか。あるいは感染症の「感」や「染」か。

コロナと共存していく“新しい日常”で周知されたのは「3密」と「社会的距離」。「密」も「距」も今年の世相に通じる。本当ならデジタル時代にふさわしい接触確認アプリが効果を表し、もっと注目されてほしかった。

感染症や伝染病を最も端的に表す漢字は「疫」。残念だが、これを最有力候補とみる。日本は水際での防疫こそ失敗したものの、欧米のような感染爆発はなんとか抑え込んでいる。疫学の専門家が今年ほど活躍した年もない。“やまいだれ”の字は過去の「今年の漢字」にはない。正解発表は14日、京都・清水寺で。病苦のよどみを一掃する揮毫(きごう)を期待する。

(2020/12/3 05:00)

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