産業春秋/寅と虎

(2022/1/4 05:00)

 2022年の干支(えと)は「寅(とら)」。西洋文明が入る前の日本は刻限を干支で表しており、寅の刻は午前4時の前後1時間ずつの約2時間を指した。寅の意味で「虎」の字を使うのは干支を馴染みやすくするため

虎は昔から日本に生息していない。しかし、なぜか古事記に虎を詠んだ歌があるほか、松と並んで数多くのふすま絵やびょうぶ絵の題材になっている。虎を知らずに描いた絵師もいるようで、チーターをメスの虎とした絵もある 

 虎の字を使った言葉には「虎の子」(虎がわが子を大事にすることから、非常に大切、貴重なもの)「虎の巻」(芸事などの秘伝の書や講義の元となる本)などがある。泥酔状態の人を指して「トラ」と呼ぶことも

 虎にちなんだことわざも多い。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」は危険を冒さなければ、大切なものや成功、功名は得られないという意味。「虎の威を借る狐」は他人の力に頼って威張る小者のこと

 コロナ禍は収束の気配を見せ始めたが、オミクロン株の感染力は未知数で、不安は拭えない。先が見えない時代には、虎が獲物を狙うように「虎視眈々(たんたん)」と物事を慎重に見極めて、動くときは素早く、力強く行動したいものだ。

(2022/1/4 05:00)

総合1のニュース一覧

おすすめコンテンツ

今日からモノ知りシリーズ 
トコトンやさしい自動運転の本
第2版

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい自動運転の本 第2版

「からくり設計」実用メカニズム図例集
思いどおりに動く自動機を簡単に実現できる

「からくり設計」実用メカニズム図例集 思いどおりに動く自動機を簡単に実現できる

エッジAI導入の手引き
生産設備/機器制御への組み込み

エッジAI導入の手引き 生産設備/機器制御への組み込み

日本型サステナブル・ロジスティクス
人手不足、コスト増、環境問題、災害を乗り越えて生き残る方法

日本型サステナブル・ロジスティクス 人手不足、コスト増、環境問題、災害を乗り越えて生き残る方法

今日からモノ知りシリーズ 
トコトンやさしい吸着の本

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい吸着の本

現場のリスク管理と災害未然防止のための 
「不安全行動(リスクテイキング)の防止対策」

現場のリスク管理と災害未然防止のための 「不安全行動(リスクテイキング)の防止対策」

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件、無料登録会員は最大30件の記事を保存することができます。

会員登録/ログイン