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(2022/7/13 05:00)
14日発売する日刊工業新聞社発行の季刊「工業材料」2022年夏号では「進化する3Dプリンターの材料とその適用」を特集する。3Dプリンターは近年、さまざまな分野で利用されるようになってきた。それを支えるのが、材料の多様化と造形技術の進化といえる。当初は試作用途が中心だったが、最近はさまざまな最終製品に適用されるケースが増えており、今後も新たな適用例が増えていくのは確実だ。これに伴い、3Dプリンターのユーザーは適切に材料を選択しながら、最適な造形方法を適用し、造形物の品質についても知見を備えることが求められるようになっている。
特集では、主な3Dプリンターの材料と関連技術の動向や適用例などを紹介し、今後を展望する。総論では、近畿大学の京極秀樹教授が金属材料を中心に、横浜国立大学成長戦略教育研究センターの萩原恒夫連携研究員は樹脂材料を中心に解説。続いて、東京工業大学の轟章教授が複合材の利点と可能性を具体的な設計例を交えながら解説した。このほか主要各社が造形材の試験・評価法や最近の適用例を紹介した。
(2022/7/13 05:00)