“専門家集団”が工場全体の自動化提案 新エフエイコム、経験強みに新領域も開拓

(2023/11/27 12:00)

新エフエイコム(栃木県小山市、大矢英貴社長)は、自動車や半導体、鉄鋼、食品など幅広い業界に向けて生産自動化を提案できるロボットシステムインテグレーター(SIer)だ。民事再生中だった前身企業から岡谷鋼機がロボット関連の制御ソフトウエア開発事業を買収。2022年に同社の完全子会社となり、心機一転“リスタート”を切った。

  • 新エフエイコムの拠点では「DX型ロボットジョブショップ」のデモを公開している

SIerとしての特徴が対応する業界やシステムの範囲の広さにある。一般的なSIerは加工や溶接など特定工程の自動化が多い一方、新エフエイコムは物流システムを含めラインビルダーのような形で工場全体の自動化を提案できる。入り口から最終的に製品が完成する出口まで一貫で担える点が特徴だ。

大矢社長は「幅広い業界向けの自動化を通じて集約した技術がある」と強みを明かす。例えば不定形な総菜を盛り付ける食品向けシステムで培った技術が車部品のピッキングにも応用できるなど、横串を通した豊富なアイデアを持ち合わせる。

実績と経験を重ねた専門家集団だが、「新しいことに挑戦するマインド」(大矢社長)も旺盛だ。その一つが次世代制御盤と位置付ける「Cloud制御盤」。ロボットシステムを直接クラウドに接続。セキュリティーを担保したオープンなネットワーク環境の構築を通じ、温室効果ガス(GHG)の排出量を示すカーボンフットプリントの自動算出や、サプライチェーン(供給網)とのデータ連携を可能にした。

また、変種変量生産に対応した生産システム「DX型ロボットジョブショップ」も訴求している。一般に生産ラインは直線的に流れることが多いが、同システムでは無人搬送車(AGV)がロボットなど生産設備間を移動しながら加工対象物(ワーク)を搬送。カメラを搭載したロボットが搬送されてきたワークに応じた動作プログラムを自動で開始し、最終的に製品として完成していく。

同社は今後、若いエンジニアのスキルアップなど人材育成にも注力しながら、専門家集団としての腕を磨く。

(2023/11/27 12:00)

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