椿本チエイン、KDDIと物流倉庫DX支援 共同出資会社を設立

(2024/1/16 17:00)

  • 椿本チエインの子会社が手がけた小型無人搬送車(AGV)を多数活用した物流システム

椿本チエインは16日、KDDIと物流倉庫のデジタル変革(DX)・自動化を支援する共同出資会社「Nexa Ware(ネクサウェア)」を同日設立したと発表した。4月1日に事業を始める予定。両社の技術力を結集し、物流倉庫の自動化システムの構築から保守・運用までワンストップで提供する。両社から人員を集め従業員は22人で始動。2029年をめどに単年度の売上高で80億円を目指す。

新会社の資本金は非公表。椿本チエインが51%、KDDIは49%を出資する。椿本チエインが物流機器のエンジニアリング力とノウハウを生かして設計提案・機器調達を担い、KDDIは情報システムの運用・データ分析を担う。

KDDIの通信技術を生かし、複数拠点の統合管理や遠隔操作にも対応し、無人稼働倉庫の運用も目指す。

椿本チエインは従来も物流分野のソリューション提案を行っていたが、新会社の稼働以降はメーカーとしての物流機器開発、販売事業に専念する。

ネクサウェア社長に就任した北村隆之椿本マシナリー(大阪市西区)SE部長は「物流の2024年問題なども背景に、倉庫自動化市場は年々拡大している。物流効率化によって社会課題解決に貢献する」と述べた。

(2024/1/16 17:00)

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