1―3月期の法人景気予測、大企業景況感4四半期ぶりマイナス

(2024/3/12 17:00)

ダイハツの出荷停止響く

財務省と内閣府が12日発表した1―3月期の法人企業景気予測調査によると、企業の景況感を示す景況判断指数(BSI)は大企業全産業でマイナス0・02となり、4四半期ぶりのマイナスとなった。ダイハツ工業の不正認証問題による出荷停止などが響いた。大企業のうち、製造業はマイナス6・7で、3四半期ぶりのマイナスとなった。非製造業はプラス3・2と、6四半期連続のプラスだった。中堅企業はプラス0・2、中小企業はマイナス13・6となった。

先行きは、大企業が4―6月期はプラス2・9と、プラスに転じる見通し。7―9月期はプラス5・9を見込む。

中堅企業はプラスで推移し、中小企業は7―9月期にプラスに転じる見通し。

BSIは、景況が前期に比べ「上昇」と回答した企業の割合から「下降」と回答した企業の割合を差し引いた値。

2023年度の全産業の設備投資は前年度比9・3%増を見込む。製造業は同11・6%増、非製造業は同8・3%増を見込む。

24年度の全産業の設備投資は同7・5%増を見込む。製造業は同17・8%増、非製造業は同2・3%増と、ともに増加の見通し。

23年度の全産業の経常利益は同3・3%増と増益を見込む。製造業は同1・1%減と減益の見通し。非製造業は同4・9%増と増益を見込む。24年度の全産業の経常利益は同1・7%減と減益の見通し。製造業は同3・3%減、非製造業は同1・1%減と減益を見込む。

雇用の現状判断(3月末)をみると、大企業全産業はプラス28・3となり、11年9月末以降、51四半期連続の「不足気味」超となった。中堅企業はプラス41・3、中小企業はプラス29・0と、いずれも「不足気味」超だった。

(2024/3/12 17:00)

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