[ トピックス ]

深層断面/IoT普及、進む大容量化-長期保管“コールドデータ”で競争激化

(2016/10/14 05:00)

IoT(モノのインターネット)の普及は、データ保存の形も変えようとしている。調査会社の米IDCによれば、2020年までに世界で生成・保存されるデータ量が44ゼタバイト(ゼタは10垓(がい)=1兆の10億倍)へ拡大する。この大半を占めるのが、頻繁にアクセスされない“コールドデータ”だ。巨大市場を巡り、競争が激しさを増している。(梶原洵子、大阪・錦織承平)

■パナソニック・ソニー、光ディスクで連携

  • ソニーは映像制作機器での実績を基に提案(イメージ)

  • ソニーの光ディスクドライブユニット。300ギガバイトの光ディスク11枚で構成する3・3テラバイトの記録メディアと組み合わせて提案する

【使い分け】

現在、1ギガバイト(ギガは10億)のデータ保存コストは3セント程度とされ、仮に20年に1セントまで下がったとして、1ゼタバイトで1兆円。正確な予想は難しいが、データ保存は非常に大きな市場になる。

データ保存といえば、ハードディスク駆動装置(HDD)を思い浮かべる人も多い。ただ、データの爆発的な増加に対応...

(残り:2,247文字/本文:2,647文字)

(2016/10/14 05:00)

※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。

Journagram→ Journagramとは

深層断面のニュース一覧

おすすめコンテンツ

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン