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[ 科学技術・大学 ]
(2017/2/7 05:00)
太平洋セメントは6日、法政大学理工学部機械工学科の御法川学教授とニコラデザイン・アンド・テクノロジー(東京都府中市)と共同で、材料押し出し方式の3Dプリンターに適したセメント系の無機系材料を開発したと発表した。
新開発の材料は、力を加えると簡単に流動し、そのまま放置すると固まる性質を持つ。3Dプリンターによる積層過程で適度に硬化し、短時間で高強度を実現するという。同時に、細径ノズルから材料を押し出す、カートリッジを使った材料供給機構を開発した。
今後は建材分野のほか、ロボットと組み合わせ、人が入ることが難しいインフラ構造物の補修工事に応用するなど、多様な展開を見込む。各方面にサンプルを提供し、早期の実用化を目指す。
(2017/2/7 05:00)