[ その他 ]
(2017/4/7 05:00)
日刊工業新聞社が10日に発行する月刊誌「機械設計」5月号では、「最近のトラブル事例から学ぶ表面硬化処理のポイント」を特集する。
機械部品は表面硬化処理を行うことによって、耐摩耗性、耐焼付き性、耐疲労性の向上が期待できるが、これらの効果を十分に得るには、処理方法の特徴を十分に把握しておくことが必要である。その上で、部品が損傷した場合の破壊・破断面の正しい見方を知り、対策に役立てることが求められる。
本特集では、機械設計者が知っておくべき表面硬化処理の中から、代表的な熱処理方法を解説する。具体的には、焼き入れ硬化を目的とし、変態を利用した高周波および炎焼き入れ、浸炭や浸炭窒化焼き入れ、また、拡散・析出を利用した各種の窒化処理および浸硫処理、ほう化処理、さらに金属浸透処理などを取り上げる。
続いて、最近のトラブル事例を通じて破壊・破断面の見方と対策を紹介する。今回は高周波焼き入れ、浸炭関連、窒化関連の30事例を取り上げる。破断状況を写真で示し、破断面の観察結果から取るべき対策を示す。
(2017/4/7 05:00)