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(2017/6/9 05:00)
国立環境研究所と日刊工業新聞社は8日、平成29年度「環境賞」(環境省後援)の贈賞式を都内で開いた。環境大臣賞に輝いたエコサイクル(東京都中央区)の「バイオ浄化剤による土壌地下水汚染対策技術」をはじめ、計5件に表彰状と記念盾を贈った。
渡辺知保国環研理事長は「日頃の真摯(しんし)な取り組みに敬意を表する」とエールを送った。
受賞者を代表し、エコサイクルのシュリハリ・チャンドラガトギ社長は「日本での実績をベースにしてアジア展開する」と胸を張った。同社は揮発性有機化合物浄化剤を開発し、微生物によるバイオ工法では難しかった高速分解・高濃度汚染対応を実現した。
大塚柳太郎審査委員長(自然環境研究センター理事長)は「いずれも意欲的な技術開発や環境保全の実践」と講評。来賓の関芳弘環境副大臣は「環境問題の解決に向け、多くの方々に挑戦してほしい」と祝辞を述べた。
同賞は環境保全や環境の質の向上への貢献が認められる技術開発・調査研究などが対象。今回が44回目。
(2017/6/9 05:00)