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[ 科学技術・大学 ]
(2018/1/23 05:00)
京都大学は22日、2017年3月に発表したiPS細胞研究所の山水康平特定拠点助教の論文に不正があったと発表した。ヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)から脳と血管の物質交換を制御する血液脳関門のモデル細胞を作製したという内容だったが、論文の主要な図6個全てと捕捉図の6個中5個にねつ造や改ざんがあった。
同研究所に寄せられた情報に基づきデータ再現ができないことを確認し、17年7月に大学の通報窓口に報告。外部委員を含む委員会が調査を行った。同研究所の山中伸弥所長は「不正が二度と起こらないよう、研究者への教育をこれまで以上に行いたい」と述べた。一方「臨床研究を含めた他の研究には無関係」と理解を求めた。
京都大iPS細胞研究所の助教の論文に不正が見つかり、記者会見で厳しい表情を見せる山中伸弥所長(22日、時事)
(2018/1/23 05:00)
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