日本ヒューレット・パッカードとレッドハット、自社設備でクラウド構築

日本ヒューレット・パッカードとレッドハット（東京都渋谷区、望月弘一社長、０３・５７９８・８５００）は、企業のＩＴ基盤を既存のオンプレミス（自社設備）利用のままで、次世代のコンテナ型クラウド環境へと変革するソリューションで協業する。ＩＴの新潮流であるコンテナ技術に対応した両社の製品を１パッケージにして一括納入する。これにより、大手だけではなく、中堅企業でもマルチクラウドなどの先進ＩＴに素早く対応できるようにする。

日本ヒューレット・パッカードとレッドハットは「コンテナシフト」の名称で、中核となるパッケージ型ソリューションを２４日に投入する。価格は２６３０万円から（消費税抜き）。金融や通信業向けを中心に２０１９年１０月末までに１５社への提供を目指す。

具体的には、米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ（ＨＰＥ）の統合システム「ＨＣＩ」と、米レッドハットが提供するオープンソースのコンテ...