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(2022/6/13)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:株式会社ビー・アンド・プラス
ワイヤレス給電の専業メーカーである株式会社ビー・アンド・プラス(本社:埼玉県)は、この度、従来の「電界結合方式ワイヤレス給電」の位置自由度を更に向上させた新技術を開発しました。従来では、送電電極と受電電極の構造上、角度がズレるとワイヤレス給電ができませんでしたが、新たに開発した多面電極を用いることで、360°どの角度でもワイヤレス給電を継続することが可能になりました。この新技術により、電界結合方式ワイヤレス給電の自由度を更に広げる事が可能です。
全方位型ワイヤレス給電を特殊電極構造を用いて実現
今回、新たに開発した多面電極構造を用いる事で、従来の方式では難しかった受電電極の角度を問わない給電を可能にしました。以下の写真のように電極を多面状で構築することで、いずれかの送電電極部と受電電極部が対向し、360°どの方向でもワイヤレス給電が成立します。
また、電界結合の特長である、電極の位置自由度や拡張性は、複数対象への給電等の優位性は保っており、以下の紹介動画ように送電エリアを広げる事も可能です。
従来の『電界結合方式』ワイヤレス給電と新型構造の比較
電界結合方式は、コンデンサと同じ原理を使ったワイヤレス給電の方式です。概念図に示す通り、絶縁層(空気)を挟んだ送電側(青色)と受電側(緑色)の電極に高周波を流し、近づいた際に電界を介して電力伝送をします。
さらに詳細の技術解説はこちらから
⇒https://www.b-plus-kk.jp/wireless_1/wireless_2_1.html
従来電極型と多面電極型を比較した写真です。従来電極型は、送電電極2枚、受電電極2枚が対向することで電界結合が起こり、ワイヤレス給電が成立します。一方、多面電極型では、それぞれの電極を細かく分ける構造を取っており、いずれかの電極が対向することでワイヤレス給電をします。
従来型の電極では、受電側の電極位置や角度が変わると、電極同士の位置関係が変わり、どうしても電極同士が対向しなくなる為、ワイヤレス給電が成立しなくなります。一方、構造上、多面電極は構造上、電極同士の位置関係が変っても、ワイヤレス給電を継続することができます。
「拡張性の高い電界結合方式」
一般的に電磁誘導と比較して、平面的な位置自由度が高い事、複数受電部への給電が可能、電極部を延長して送電エリアを広げやすいなどのメリットがあります。今回の新型多面電極方式でもそれらの特長を持っており、送電電極を延長し、給電エリアを替えたり、複数の受電デバイスへの給電を可能にしています。
今後の展開について
これらの電界結合方式技術を用いて、平面上で自由に設置できるライトや電源端末などの試作開発をユーザー向けに進めるとともに、平面上でどこでも給電できるようなスタンドライトなどのデモ機の開発を進めています。
また、更なる技術開発として、より大きな電力伝送の実現や伝送距離の拡張の研究を実施中。
株式会社ビー・アンド・プラスでは、電磁誘導方式だけでなく、今回の技術開発のような電界結合方式及びマイクロ波など様々なワイヤレス給電の研究開発を進め、リーンスタートアップを用いて様々な企業と連携しワイヤレス給電の試作開発を進めています。
B&PLUSのワイヤレス給電ショールーム(大宮)では、今回開発したを360°電界結合方式ワイヤレス給電を始めとした様々なワイヤレス給電のデモ機を展示しており、ワイヤレス給電製品のカスタム対応や、実物を見て触って頂く事が可能ですので、御希望のお客様はお気軽にお問合せ下さい。
【お問い合わせはこちらまで】
〒355-0311 埼⽟県比企郡小川町高谷2452-5
株式会社ビー・アンド・プラス
Mail: sales@b-plus-kk.jp 担当:櫻井
HP:https://www.b-plus-kk.jp/Business_dept.html
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