[ ICT ]
(2016/8/10 05:00)
(ブルームバーグ)米インテルは人工知能(AI)分野の新興企業 ナーバナ・システムズを買収することを明らかにした。ソフトウエアやクラウドサービスを拡充し、自社製品をAIの作業により良く適合させることを目指す。
インテルはサーバー用半導体の製造で9割以上のシェアを持つ。同社のプロセッサー「Xeon(ジーオン)」はデータセンター向けで優位に立っているものの、AIの演算における独特の作業向けには作られていない、とガートナーのアナリスト、マーティン・ レイノルズ氏は指摘する。今回の買収を迅速に製品に反映することができれば、ナーバナの製品と専門技術を確保することはインテルが規模は小さいながら成長する市場で足掛かりを得てエヌビディアなどからの攻勢をかわすことにもつながるという。
インテルのデータセンター事業担当のエグゼクティブ・バイスプレジデント、ダイアン・ ブライアント氏はウェブサイトへの投稿で、「ジーオンやジーオン・ファイを生み出したインテルのエンジニアと、優秀なナーバナ・システムズのチームが一緒になれば、業界の進歩を加速させられるだろう。インテルはAIポートフォリオの補完・強化する最先端技術への投資を続ける」と述べた。
ナーバナは2014年に創業。買収の条件は開示されていない。
原題: Intel Buys AI Startup Nervana to Bolster Data Center Unit(抜粋)
(2016/8/10 05:00)
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