シェルのオランダ製油所が稼働停止 石油製品価格上昇に拍車

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【ロンドン＝ロイターＥＳ・時事】英・オランダ系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルがオランダ・ロッテルダムで操業する欧州最大規模のペルニス製油所（処理能力日量４０万４０００バレル）では２９日夜、電源供給システムの火災により、ほとんどの装置が稼働を停止した。これを受け、石油製品の精製マージンが一段と上昇している。

欧州北西部でのディーゼル油精製マージンは３１日、一時バレル当たり１４・６０ドルと、２０１５年１１月１２日以来の高水準となった。

また、欧州の低硫黄ディーゼル油先物価格は同日、期近物が９月きりに対し一時バレル当たり１０ドルのプレミアムで取引された。