電池交換不要ビーコン「パルサーガム」、明るさ10分の１で安定動作

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富士通は電池交換が不要なバッテリーフリービーコン「パルサーガム＝写真」の機能を強化し発売した。従来品に比べて約１０分の１の明るさでも安定動作を実現した。照明を抑えた製造現場や施設の廊下、夜間の外灯近くなど幅広い現場での活用を可能にした。価格は個別見積もり。２０２０年度末までに１５万枚の販売を目指す。

富士通研究所の研究成果を生かし、デバイスに内蔵する太陽電池を小型化・多段化するとともに電源回路を改良した。照明を抑えた場所での利用拡大に加え、屋外での利用条件も改善した。デバイスの回路に保護機能を新たに搭載したことで、直射日光が当たり過大な電力が供給された際にも安定動作できる。

パルサーガムは重さが約３グラム。無線方式は２・４ギガヘルツ（ギガは１０億）帯のブルートゥース通信に対応する。

利用形態としては、パルサーガムが発する電波をスマートフォンなどで受信し、ＩｏＴ（モノのインターネット）データ活用基盤サービスと連携して情報を分析する。人や物の位置、動線の把握、生産性向上に向けた業務分析など、客先の現場業務の改善活動を支援する。