(2024/1/10 17:00)
10日の東京株式市場はハイテク株を中心とした前日の米国株上昇の流れを受け、上げ幅は一時600円を超えた。日経平均株価は続伸し、取引期間中に1990年3月以来33年10カ月ぶりに3万4000円台を回復した。
9日の米国市場は方向性を欠く中、最高値を連日更新する半導体大手エヌビディアがけん引。主要3株価指数のうちナスダック総合指数のみ上昇した。同日のドル円相場は1ドル=144円台で推移し「円安の安心感が投資家心理を和らげ、日本株の上昇につながった」(野村証券)。2023年11月以降、円高に振れたことで軟調だった輸出関連銘柄が買われたとみられる。
日本市場は半導体関連に加え、為替の影響を受けたトヨタ自動車やファーストリテイリングなどグローバル企業が押し上げ役になった。今後は3月の春闘による賃上げの行方に加え、昨年3月に東京証券取引所から要請を受けた上場企業の経営改革がどこまで広がるか、注目が集まる。
(2024/1/10 17:00)
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