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[ 科学技術・大学 ]
(2017/11/2 05:00)
産業技術総合研究所ロボットイノベーション研究センターの田中秀幸主任研究員は、高精度に姿勢や位置を測れる視覚マーカー「レンチマーク」を開発した。見る方向で模様の変わる光学レンズシートを利用する。カメラで撮影してマーカーのパターンから角度と位置を推定できる。44ミリメートル角のマーカーで位置の測定誤差は0・3%。ロボット制御や拡張現実(AR)などへの応用を見込む。エンプラスが2017年度内の販売を目指す。
マーカーの模様を画像処理し、傾きや位置を推定する。マーカーには小さなかまぼこ状のレンズが並ぶ。見る角度によって線の見える位置が変わるため、このパターンを画像解析することで、マーカーの姿勢を高精度に推定できる。画像処理の負荷は小さく、リアルタムで処理できる。
マーカーは電源不要で配線が要らないため人の身体やロボットに貼り付けやすい。測定精度は44ミリメートル角のマーカーで角度は1度、位置は...
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(2017/11/2 05:00)
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