大阪大学の木下タロウ教授らの研究グループは細胞の表面に存在し、胚発生や免疫反応、神経形成に必須の役割を果たす「GPIアンカー型たんぱく質」が細胞内で運ばれる速度を調節する仕組みを突き止めた。

幹細胞とがん細胞とで生物学的特徴が似ていることを利用し、幹細胞で免疫系をだまして、がん細胞に対する免疫を人為的に活性化する仕組み。 実験で結腸がんのマウスにヒトES細胞を投与したところ、がん細...

H1N1用のLEAPSは、免疫機構を活性化する短いペプチドと、インフルエンザウイルス表面にある抗原性糖たんぱく質のヘマグルチニンとを組み合わせることで、患者に合わせた免疫源を作り、ウイルスに対する免疫...

ヒトの細胞にもプロテアソームがあるが、サルの上皮細胞とヒトの免疫細胞などで実験を行ったところ、この化合物は哺乳(ほにゅう)類のプロテアソームに影響を及ぼさないことを確認した。 ...

京都大学の坂口志文教授らのグループは免疫反応を調節するヒトの制御性T細胞が「未活性型」と「活性型」の2種類に分類できることを実験で突き止めた。... 21日付の米国の免疫学専門誌イミュニティー電子版に...

一つは肌の毛穴がマラセチア菌を異物と判断、免疫反応により炎症性物質のサイトカインを分泌してできる炎症反応。もう一つはマラセチア菌が産出する皮脂分解酵素リパーゼが皮脂を分解し、炎症物質に変えて起きる炎症...

慶応義塾大学の河上裕教授、工藤千恵助教らは、がん細胞が体の免疫反応を抑え、他の部位に転移しやすい環境を築いていることを発見した。... がん細胞が免疫反応に影響していることが分かったのは、これが初めて...

谷口ディレクターらは、DNAマイクロアレイを用い、免疫細胞の遺伝子発現パターンを洗い出した結果、NKT細胞でIL―17RBが特異的に発現していることを突き止めた。... 渡会上級研究員は、「人間でも同...

病気の原因となるたんぱく質と、それに免疫反応を起こす抗体をセットにして提供することで、製薬会社はスムーズに医薬品を開発できる。... 動物に病気のたんぱく質を注射して免疫反応を起こし、抗体を取り出す方...

免疫反応を抑制するのが一般的な従来の治療法と異なり、神経系に作用し、皮膚をかきたくなる反応を妨げる。... さらに、かゆみ神経の量だけでなく、アレルギー反応に関係する炎症細胞が少なくなったことも見いだ...

関節リウマチをはじめとする自己免疫疾患の炎症反応にかかわる中心的なたんぱく質であるTNFαに結合して働きを中和し、症状を抑制する。 ... 疾患修飾性抗リウマチ薬は免疫抑制剤のため、効果の発現...

免疫反応を起こすメカニズムを解明して、免疫反応を制御できるようにした。植物の免疫反応メカニズムはすべて同じため、ほかの植物での応用が期待できる。 ... 同時に周囲の細胞は死滅した細胞に抗菌性...

チッソはがん検査などの免疫反応を用いた検査・診断に使うイクオリン試薬を発売した。カルシウムイオンに反応して発光するタンパク質「イクリオン」を用い、抗体を検出する。