設備統合により、原料調達の共通化や競争力のある誘導品群を構築して、国内で勝ち残れる生産体制を構築する。... 誘導品事業については、今後も両社がそれぞれで行う。

リチウムイオン二次電池事業を成長領域に位置づける東亞合成と、コンビナート内のエチレン系誘導品を強化したい三井化学の思惑が一致した。... また三井化学は付加価値の高いエチレン系誘導品の強化で自社コンビ...

(1)住所(2)社長(3)年商(4)業種 【株式】▽秋田オイルシール((1)秋田県能代市(2&#...

原料供給源の製油所とエチレン製造設備、高い機能性を持つ誘導品の有機的な結合が本来の強みだ。

アジアでエタンから作られるエチレン系誘導品の割合は推定で約20―30%。... 日本の石油化学は単なる汎用品のみで戦っていない。国際競争力の源泉は「高機能品を年産100万トンクラスで生産できる...

そのためには強い誘導品で構成されたコンビナートの構築が欠かせない」という。 大規模な設備を持つ中国や中東勢、韓国などは汎用品(バルク)で市場を席巻しようとする。

「仮にそうであれば、これから中東勢や中国などが台頭したとしても誘導品群や製造コスト、技術面から十分競争できるだろう。

特にエチレン系誘導品の一つ、塩化ビニール樹脂の輸出が際だっており、塩ビ工業・環境協会の菅原公一会長(カネカ社長)も「インフラ整備など国づくりに励む新興国への輸出は衰えることがない」と話...

チッソは合成樹脂の添加剤の原料となるオキソ誘導品など10品目を25日出荷分から追加値上げする。上げ幅はオキソ誘導品と塗料や溶剤の原料となる酢酸エステルなどすべての製品で、1キログラム当たり26円。

一方、事業ポートフォリオの見直しと併せて原料の多様化と誘導品の強化を進めている。... 誘導品の強化策では界面活性剤原料のEOを同事業所に集約することで、物流費や製造コストの低減を試みている。... ...

チッソは10日、溶剤や塩化ビニール樹脂などの可塑剤に使うオキソ誘導品と酢酸エステルを2010年1月1日出荷分から値上げすると発表した。

汎用品のモノづくりは残念ながら新興国に相当の勢いでシフトせざるを得ない。... 65年から15年たつと繊維の割合は相当小さくなり、エチレンセンターをベースにした石油化学誘導品のケミカル事業が大きくなっ...

旭化成の藤森取締役は「輸出に依存しない誘導品や合成樹脂であれば、海外勢に対抗できる」と話す。... 一方、三菱化学の石塚常務は「弱い誘導品は多少原料が安くても海外勢に勝てない。国際競争力があるプロピレ...

一方、旭化成ケミカルズの藤森正三取締役は「強い石油化学誘導品だけで構成するエチレンセンターにできる点」と言う。... 石油化学事業の優劣は誘導品の質とコスト競争力で決まる。

これら石化製品を化学反応させて、アクリロニトリルやスチレンモノマー、エチレングリコールなど石化製品の誘導品を製造する。... 三菱化学はプロピレン系誘導品の強化を石油化学事業の柱にする一方、エチレン系...

同社は7月に同様の原因から酢酸ビニルモノマーの値上げを行ったが、その誘導品であるポリビニルアルコールも採算が悪化しており、値上げに踏み切る。

最終製品の需給動向や誘導品の需給バランスによって、価格転嫁できている製品とそうでない製品で明暗が分かれている。

すでに酢酸ビニルモノマーについては7月21日実施で値上げ作業を進めているが、この誘導品のポリビニルアルコールやEVAエマルションもコストの上昇により採算が悪化している。

今回の新会社設立で「強い誘導品の集合体をつくり上げることができれば、ナフサを基礎原料にしたエチレン製造設備でも十分に戦える土壌ができる」(蛭田社長)と自信を見せる。... 「強い誘導品...

さらに、国際競争力のある誘導品事業の集積で「数十億円の統合効果を上積みできる」(蛭田史郎社長)としており、100億円以上の効果を目指す。 ... 再編の手法については国際競争力...