セリウム化合物の自由電子の密度を温度変化で観察することでわかった。... レアアースの一つであるセリウムの化合物についてシンクロトロン光という特殊な光を用いて、温度による電子状態の変化を調べた。...

京都大学の芝内孝禎准教授、松田祐司教授、岡崎竜二・元大学院生、日本原子力研究開発機構の芳賀芳範主任研究員らはウランとルテニウム、ケイ素で構成する「URu2Si2」というウラン化合物が17・5ケルビン&...

光誘起相転移は絶縁体から金属に転移したり、機能的な物性の光制御を可能にしたりする現象だが、高速で起こるため、光がどのように電子状態を変え、相転移を引き起こすのかという仕組みが分からなかった。 ...

同薄膜は電子の持つ電荷とスピン(回転)の性質を研究分野で利用するスピントロニクス材料の有力候補。... 大型放射光施設「スプリング8」を利用して同薄膜表面にX線をあて、表面から放出され...

【松山】愛媛大学地球深部ダイナミック研究センターの土屋卓久教授ら研究グループは、第一原理電子状態計算法を用いることにより太陽系外の地球型岩石惑星「スーパーアース」のマントルを構成する新物質の発見に成功...

【より簡単な手法】 そこで私はより簡単な手法を開発するため、縮約密度行列の方法で次世代の電子状態理論を研究している。... ただし、電子波動関数の反対称性に対応するN―表現性条件と呼...

グラフェンの原子一つひとつを観察し、電子状態も調べた。... 入射した電子線のエネルギー損失を測って元素や状態を見る「電子線エネルギー損失分光」という手法で、グラフェンの端にある原子を分析した。結果、...

英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ電子版に2日(英国時間)発表する。 ... 絶縁体層、キャリア供給層、絶縁体層と層状に積んだこの構造において、電気が流れにくい絶縁体層の...

物質・材料研究機構量子ドットセンターの黒田隆主幹研究員らは北海道大学と共同で、直径10ナノメートル(ナノは10億分の1)の微粒子である半導体量子ドットに複数の電子を閉じ込めることで、ナ...

増感色素が光を吸収する前後の電子状態を量子化学計算で検討し、新しい増感色素を設計してつくった。 光をどれだけ電子に変換したかを示す外部量子収率について開発した色素を使った太陽電池を調べたところ...

研究グループは、光電子分光法を使ってC12A7のカゴ内部の電子を直接観測し、C12A7超電導体の電子状態を決定した。今後、カゴ内電子の電子密度やエネルギー位置を制御したり、カゴを構成する原子を変えるこ...

物質・材料研究機構は、炭素原子が6角形の網の目に並んだシート状のグラフェンを使った電子素子の開発でカギとなる、バンドギャップの特性を解明することに成功した。... シリコン以外の新物質でスイッチング素...

10日(米時間)発行の米学術誌RSI電子版に発表する。 高橋教授らは、世界最高の分解能で物質の電子状態をスピンに分解して測定できる装置を開発した。電子のエネルギーを高精度で測る...

トポロジカル絶縁体の表面の電子は質量を持たず、スピン(電子の自転)をそろえて動き回る性質を持つ。... 木村准教授らは、呉工業高等専門学校の植田義文教授、広島大放射光科学研究センターの...

開講するテーマは「有機半導体界面の電子状態―計算科学で分かること」、「有機薄膜太陽電池―基礎から将来展望まで」「有機半導体の分子設計―合成化学の立場から」、「有機半導体研究開発の歴史的回顧とその教訓」...

酸素が窒素に比べて電子的に活性なことを利用し、酸素を選んで細孔の中に取り込む仕組み。純度が高い酸素の製造技術の確立につながる成果で、英科学誌ネイチャー・ケミストリー電子版に7日発表した。 .....

(敬称略) ▽大久保寛・首都大学東京准教授「超高速解析手法を用いた超音波イメージングに関する研究」▽加藤正史・名古屋工業大学准教授「ワイドギャップ半導体省エネルギーデバイス実用...

東北大学の高橋隆教授、佐藤宇史助教らの研究グループは、鉄系の高温超電導体に「ディラックコーン」と呼ばれる特異な電子状態が存在することを突き止めた。... 物質に光を当てると電子が放出される、外部光電効...

電子間の引力の強さを示す超電導ギャップの大きさは分子の鎖の長さに依存するが、わずか4分子のワイヤでもギャップを検出できたという。... グループは、銀の表面に有機分子を蒸着し、表面の電子状態を調べる「...

理化学研究所や高輝度光科学研究センターなどは、光触媒などに使うチタン酸化物の一種「マグネリ相チタン酸化物」が温度変化した際の3状態の正体を突き止めた。... X線やレーザーをTi4O7に照射し、表面か...