【熊本地震】大分県、６月補正で92億円 観光産業復興に重点

【大分】大分県は観光・商工業支援のため総額９２億７７７０万円を２０１６年度一般会計の６月補正に計上し、専決処分とした。熊本地震で被災した県内観光関連産業の早期復興につなげる。観光誘客や土産品の販促、中小企業グループによる施設復旧支援などを盛り込んだ。

被災した温泉観光地に関してはＰＲを強化し、割引付き旅行プランを設けて支援する。旅行会社などと連携して福岡や関西、首都圏のほか韓国、中国、香港に情報を発信する。７―１２月まで利用できる最大７割引の旅行プランをつくる。また復興事業計画を作成した中堅・中小企業グループが行う施設や設備の復旧経費の一部を助成する。今回の補正は５月に成立した国の１６年度補正予算などを財源とする。