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[ 自動車・輸送機 ]
(2016/10/12 05:00)
2015年度の国内航空機生産高(宇宙分野を含む)は11年度比でほぼ倍増し、初の2兆円を突破した。機体やエンジンを手がける重工メーカーから、部品加工や表面処理などを担う中堅・中小企業まで、産業のすそ野は着実に拡大。自動車に続く基幹産業として期待される。半面、大型機から利幅の小さな中・小型機へのシフトに伴うコストダウン要請の高まりなど、事業環境に変化も見られる。このまま安定飛行を続けられるのか―。航空機産業の今を追った。
横ばいで推移する防衛航空機を横目に、右肩上がりの民間航空機。世界市場は今後20年間で、現状比倍増の5兆ドル規模への拡大が見込まれる。米ボーイングと欧エアバスの2強を軸に、各社の受注競争は激しさを増す。
日本メーカーと縁が深いのがボーイングだ。大型機「777」や大幅な軽量化が図られた中型機「787」など向けに、胴体や翼などメーンの機体部品から、足回りや内装など幅広い分野...
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(2016/10/12 05:00)
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