[ 政治・経済 ]

サウジのエネルギー相、下期も協調減産継続の公算

(2017/5/9 05:00)

【クアラルンプールロイターES・時事】サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物相は8日、供給過剰にあった石油市場は再均衡しつつあると述べた。今年上半期の石油輸出国機構(OPEC)主導による原油の協調減産については、年末まで継続される公算が大きいとの見方を示した。サウジを盟主とするOPECとロシアなどの主要産油国は、上半期に日量約180万バレルの協調減産を約束している。ただ、高水準の供給が続いていることから、原油相場は1バレル=50ドルを再び割り込んでおり、それがOPECに対する減産延長圧力となっている。

ファリハ氏はクアラルンプールで開かれた業界イベントで、「関係国とこれまで話したところでは、下半期までの合意延長に確信を持っている」と述べた。

(2017/5/9 05:00)

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