ＪＲ東日本、山手線全車両に防犯カメラ導入

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ＪＲ東日本は６日、山手線全車両に防犯カメラを導入すると発表した。車内犯罪や迷惑行為の抑止効果、テロなどの未然防止につなげる。２０１８年春から新型通勤車両「Ｅ２３５系＝写真」で各車両４台搭載し車内をカバーする。５０編成５５０両への導入完了は２０年を予定。投資額は２０億円強の見込み。ＪＲ東は埼京線の一部車両に防犯カメラを設置しているが、全車両への導入は初めてとなる。

Ｅ２３５系は現行車両「Ｅ２３１系」の置き換えで、５月から量産車の投入を始めた。量産先行車と合わせて４編成が運行中で、今後改造工事を施す。

同日会見した冨田哲郎社長は「鉄道事業者に求められているセキュリティーレベルが上がっている」と説明。乗客に理解を求めるとともに「プライバシーの配慮に万全を期したい」と述べた。他線区でも新車投入のタイミングでカメラ設置を検討していくという。