[ オピニオン ]

産業春秋/祝日の由来

(2017/8/11 05:00)

4年ごとに行われる米国の大統領選挙は、11月の第1月曜日の翌日が投票日となっている。1845年に法律で決まったそうだ。

11月上旬としたのは、当時の国民の多くが農業に従事するキリスト教徒だったからだ。春から秋にかけての農繁期や、安息日である日曜日は投票にいけない。では「第1月曜日」で良いのでは。

当時は投票所の数が少なく、馬車で2日がかりで移動しなければならない人がたくさんいた。それなら「第1火曜日」はどうか。それだと11月1日になる可能性がある。この日はキリスト教徒にとって「諸聖人の日」という祝日で、日曜と同じく教会に行く日だ。結局、条件を満たす「第1月曜日の後の火曜日」となった。

昨年から8月11日は「山の日」という祝日になった。ただ日付設定は山にまつわる特別な由来はない。超党派の議員連盟は当初、お盆休みと連続させやすいとして8月12日とする案を決めた。

ところがこの日は、1985年の日本航空123便墜落事故と同じ日。これでは“御巣鷹山の日”になるという意見が出て、変更された。月曜日に設定して3連休化する「ハッピーマンデー」化の声も挙がっているそうだが、12日を避ける手段がない限り難しいだろう。

(2017/8/11 05:00)

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