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[ 科学技術・大学 ]
(2017/10/11 05:00)
建材の劣化、精緻に検証
東京大学大学院工学系研究科の北垣亮馬講師らは、温度と光量、湿度の3条件を別々に制御できる耐候試験装置を開発した。ウレタン樹脂塗料などの建材の劣化原因評価試験用に活用したところ、劣化メカニズムについて、高温と高湿度などを分けて研究できた。効率的な性能評価や材料の機能性向上などに役立つと期待される。
開発した試験機は、高輝度ランプを装置の外に設置して試料と熱源の距離を離し、表面に風を送って光を当て続けても一定温度に制御できるようにしている。照明を最大にした場合でも、温度を10―50度C、湿度は10―90%の範囲で調整可能となる。
塗料などの高分子は、紫外線の強さや水分の量に応じて劣化反応が変わる性質がある。温度変化によって樹脂が膨潤して酸素や水分が侵入する隙間ができたり、紫外線をエネルギー源とし...
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(2017/10/11 05:00)
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