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[ 科学技術・大学 ]
(2018/2/9 05:00)
山梨大学大学院総合研究部の浮田芳昭特任助教らは、血液など微量な生体試料を自律制御しながら分析できるデバイスを作製した。微量血液中のたんぱく質の分析などに利用することで、患者のそばで医療従事者が検査し、治療方針をすみやかに決定する在宅医療や遠隔医療で使う小型検査装置の実用化に役立つ。
微量な生体試料の自動分析技術「マイクロ統合分析システム」は持ち運びができ、自動で高速な検査機器を実現できるため、在宅医療現場での利用が期待されている。一方、多くのバルブやポンプなどで構成される制御装置が必要なため、高コストの上、制御精度が低いことが課題だった。
浮田特任助教らは、デバイスを回転させながら高い遠心力環境下で化学反応を起こさせる制御手法「CLOCK」(クロック)をデバイスに組み込んだ。気泡による流路の閉塞(へいそく)や制御体積の不安定化など、細い流路内で起きる問題を解...
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(2018/2/9 05:00)
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