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[ 科学技術・大学 ]
(2018/2/14 05:00)
石塚硝子と産業技術総合研究所は、約500度Cで溶融できる低融点透明ガラス(写真=石塚硝子提供)を開発した。低温で成形、加工できるため、高温が制約になっていた製造プロセスにガラス材料を利用できるようになる。レンズや発光ダイオード(LED)封止材などの光学部品の製造に提案していく。リン酸と金属化合物を組み合わせてリン酸系ガラスを開発した。ガラスが軟らかくなる転移温度は235度C。一般的なソーダガラスは転移温度は約730度C、融点が約1000度Cだった。
リン酸系のガラスは水分とリン酸が反応してしまう課題があったが、成分を調整して対策した。
50度Cのお湯に浸す加速試験では、ガラスの表面が溶けて荒れることはほぼなかったという。内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)として実施した。
(2018/2/14 05:00)
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