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[ 科学技術・大学 ]
(2018/5/11 21:00)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日夜、ケニア初の人工衛星など計3機の超小型衛星を国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」から放出した。
放出されたのは、ケニア・ナイロビ大が開発した衛星と、中米・コスタリカ初の衛星、トルコ・イスタンブール工科大の技術実証衛星の計3機。4月に米国の宇宙船でISSに運ばれ、滞在中の金井宣茂さん(41)が放出準備作業を行った。
筑波宇宙センター(茨城県つくば市)の管制室で見守ったケニア教育省のアミナ・C・モハメド長官は「ケニアにとって歴史的な一歩。若い人たちに衛星開発の夢を抱いてもらえる瞬間になった」と述べた。
JAXAは2015年、国連宇宙部と新興国に超小型衛星の放出機会を提供する協定を締結。同協定に基づく第1号として、ケニアの衛星が選定されていた。(時事)
(2018/5/11 21:00)