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[ 建設・住宅・生活 ]
(2018/5/23 05:00)
【東大阪】神山鉄工所(大阪府東大阪市、神山貴至社長、06・6782・2255)は、下穴加工が不要なウッドデッキ用ネジ「デッキメタルスクリュー」を開発した。木材や金属板に下穴加工をせずネジを打ち込んでもバリが発生せず、打ち込み後の手直しが不要。一発施工できるため、加工数が減り、施工現場の大幅な作業性向上につながる。
価格は下穴加工が必要な同社従来品より1割高めに設定した。ウッドデッキ施工業者を中心に提案を始めており、初年度100万本の販売を目指す。
新しいネジは木材や樹脂材と、下地に使うアルミや鋼の金属板を締結するのに用いる。ネジを打ち込む時に不要な木くずなどを必要最低限削る構造にするべく、ネジ先端近くの切削刃(リーマ)の長さを短くし調整した。
さらに、発生した木くずなどがウッドデッキ表面に出ないようネジ頭部の裏面に溝を付けた。ネジ打ち込みと同時に溝へ木くずが流れ集まるよう、ネジ頭部裏面のテーパー部分の角度も改良。これらの工夫で、ネジ頭の一発施工を実現した。
当面はネジ径5ミリ×長さ55ミリメートルの1種類で展開し、CLT材(直交集成材)に対応するタイプなど取引先の要望に応じてラインアップを増やす。
通常の施工では、デッキ材表面に深穴加工や座ぐり加工といった下穴加工を事前に施すが、加工に手間がかかっていた。公園の遊歩道やテラスなどに使われるウッドデッキの施工現場からは、作業効率の高いネジの開発を求められていた。
(2018/5/23 05:00)
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