[ 自動車・輸送機 ]

【電子版】GM、クルーズ部門トップにアマン社長起用 100年の歴史より自動運転

(2018/11/30 15:00)

  • 左からクルーズ部門のダン・カンCOO、カイル・フォクトCEO、GMのダン・アマン社長(11月29日、カリフォルニア州サンフランシスコ=GM提供)

  • 選択と集中を進めるGMのメアリー・バーラCEO兼会長(右)。100年の歴史がある中核の自動車事業を縮小し、自動運転車など新分野への傾斜を鮮明にする。左はダン・アマン社長(17年1月、ミシガン州デトロイト・北米国際オートショー=ブルームバーグ)

  • クルーズ部門が手掛ける自動運転EV(シボレーボルト)(17年6月、ミシガン州オリオンタウンシップ工場=ブルームバーグ)

 米ゼネラル・モーターズ(GM)のダン・アマン社長は現職を退き、自動運転車を手掛けるクルーズ部門のトップを引き継ぐ。同社が100年の歴史がある中核の自動車販売事業よりも、自動運転車を使った配車サービス事業により大きな伸びを見込んでいることをあらためて示した。

 アマン氏はクルーズ部門の最高経営責任者(CEO)に就任し、同事業の共同創業者で現CEOのカイル・フォクト氏が社長兼最高技術責任者(CTO)となる。もう1人の共同創業者、ダン・カン最高執行責任者(COO)は留任する。GM本体でアマン氏の後任は今のところ決まっておらず、同社の上級幹部らが職務を代行する。

 GMは将来の利益を目指して自動運転車の開発や輸送サービスにさらなる経営資源を注ぐ一方、他の事業は縮小しつつある。アマン氏が率いることになるクルーズ部門はここ2年で1000人を採用したが、中核事業では工場閉鎖や人員削減が進められている。

 クルーズに対しては今年、ソフトバンクのビジョン・ファンドによる22億5000万ドル(約2550億円)の投資が発表されたほか、10月にはホンダが出資と投資で計27億5000万ドルを投じることで合意した。(ブルームバーグ)

(2018/11/30 15:00)

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