ローソンとファミマが初の共同輸送 東北の一部で11日から

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  ローソンの物流拠点（盛岡市）

ローソンとファミリーマートは８日、東北地方の一部地域でアイスクリームや冷凍食品などを対象にした共同輸送を１１日に始めると発表した。トラック運転手不足が懸念される「物流の２０２４年問題」などに対応する観点で、両社の商品を同じトラックに混載・輸送するスキームを整えた。両社が共同輸送を実施するのは実験を除いては初めてで、他エリアへの拡大も検討する。

両社はそれぞれ宮城県・岩手県の各在庫拠点から秋田県の配送拠点へ商品を輸送している。今回、冷凍食品などの輸送で１０トントラックに余剰スペースが発生する場合に１台に積み合わせて輸送する。実施は物量が安定する４―６月と９―１１月。共同輸送１回（約１２０キロメートル）当たり５６キログラムの二酸化炭素（ＣＯ２）排出削減効果があるという。

両社は２０２０年と２２年の大手コンビニエンスストア３社による共同輸送実証実験に参加。終了後も実現に向けた協議を継続していた。