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[ 科学技術・大学 ]
(2017/6/26 05:00)
東京都市大学工学部の平田孝道教授と泉工業(神奈川県綾瀬市)などの研究グループは、細胞を直接治療できる大気圧プラズマを照射する装置を開発した。対象者の肌質や疾患の症状に応じ照射する密度や強度、時間などを調整する。遠赤外線やレーザーに比べ生体への刺激が少なく、自然な表皮を再生できる。今後臨床試験を行い、2022年までに医療機器として実用化を目指す。
大気圧プラズマを肌の表皮に照射すると、細胞の増殖を促すとされる。肌の生まれ変わりが早まり、表皮が再生する。壊死(えし)ややけどの治療につながるほか、美容分野における皮膚の改質・再生にも活用が可能だ。
プラズマを照射する治療法は患者への肉体的負担が少ない。既に外国製照射装置の導入が進んでいる。メンテナンスなどの問題から高まっている国産装置の開発ニーズに応え、同装置を開発した。
(2017/6/26 05:00)
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